CRプログラム経験者が考える〜ワーホリのメリットデメリット〜

海外で長期滞在したかったり、海外で働きたい!と考えた時。

メリットはもちろん浮かぶけど、どんなデメリットがあるのか気になる人も多いのではないでしょうか。

特に社会人になってからワーホリなど、海外で働くという決断は大きいもの。

周りに経験者がいないとさらに想像するのが難しいのではないでしょうか。

 

そこで今回はアメリカへの高校留学とアメリカのディズニーワールドで就労経験のある筆者が

主にディズニーワールドで約1年働いてみて実際に感じたメリットデメリットについて書いていきます。

 

ちなみに高校留学のメリットデメリットについても別の記事で書いてありますので

留学を検討中の方はそちらの方が参考になるかもしれません。

 

 

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ワーホリ(ディズニーワールドで働くCRプログラム)のメリット

ディズニーワールドで働くことの出来るCRプログラムに参加して、筆者は約1年アメリカで働きました。

 

このプログラムは18歳以上の人から参加できるため、大学生の人も数名いましたが、

筆者は、社会人になって日本企業から転職する形でこのプログラムに参加しました。

  

参加した理由は色々ありますが簡潔に言うなれば

  • 人に感動を届けられるディズニーで働きたかった
  • 日本の文化を海外の人に伝えたかった
  • 海外の人と関わる仕事がしたかった
  • 転職をしたかった

 

という主に4つの理由でプログラム参加を決めました。

 

もっと詳しい理由についてはコチラにて書いています。

 

 

ディズニーワールドで働くのは、自分のかねてよりの夢だったこともあり、

毎日本当に幸せでいっぱいでした。

 

ただ、慣れない寮・環境で生活することは必ずしも簡単にいくことではありません。

毎日色んな壁にぶつかりながら生活を送っていました。

そんな中でディズニーワールドで働くプログラムに参加して良かったことはコチラ

  • 世界中に友達ができた
  • 多様な考え方や行動に寛容になることができた
  • 自分の視野がさらに広がって成長することができた
  • 英語力が更に上がった

 

などが主に思い浮かびます。

 

それでは具体的にどのようなことか更に詳しく書いていきます。

 

 

ワーホリ/CRプログラムのメリット①世界中に友達ができた

これは世界中からキャストが集まるCRプログラムならではのメリットかもしれませんが

もちろんワーホリでも参加するプログラムや地方によって得られるメリットでもあるかと思います。

 

ディズニーワールドは世界中から私が参加したCRプログラムを始めとするInternational Programに参加してやってくるキャスト達がいます。

 

筆者が働いていたのはディズニーワールドのパーク、エプコットのワールドショーケース。

そこは万博のようなエリアになっていて11ヵ国のパビリオン(建物・エリア)から構成されています。

 

そしてそこで働くのはそれぞれの国の出身のキャスト達

私自身も日本館キャストの”日本代表”として日本の文化や物を紹介する役割で働いていました。

そして、そのようなプログラムに参加するキャスト達は基本的にディズニーキャスト専用の寮に住みます。

そこでルームシェアをしながら共同生活を送るのですが、この生活を通して多くの友達が出来ました。

 

 

 

このプログラムの期間中は様々な異文化交流が出来るだけでなく、

各国出身の人たちと友達になることによって、

彼らの考え方や文化を時にはお互いの国の料理を作りあったりしながら理解を深めることができます。

 

またプログラムが終了した後も連絡を取り続けている友人もいますし、

お互いの国を訪れて観光案内をしてもらったりすることもあります。

 

特に、海外で現地に住む友人から聞く話やローカルな人が知っている

いわゆる「観光地」ではないところに行くこともできて

これまで自分の中で何となく知っていた「外国」だった国を、

違った形でとらえることが出来るようになったのは自分にとって大きな収穫だと思います。

 

また、何よりも世界のニュースが「自分ごと」になった、ということも大きいです。

 

ワーホリ/CRプログラムのメリット②多様な考え方や行動に寛容になることができた

海外で生活をする中では

自分が日本が住んでいたころには予想だにしなかったことが頻繁に起こります。

 

日本であったらあり得ないだろうこと…

例えば

待ち合わせに30分遅れるのは人によってはスタンダードなことであったり

バスはスケジュール通り来ないし、ルート通りにまわってくれないこともあったり

レジでお会計前に食べ始めてしまうゲストがいたり…

 

こういったことはアメリカでは日常の中で頻繁に起こります

 

さらにディズニーワールドはゲストも世界中からやってくるため

店内なのに唐突に大合唱を始める団体ゲストや

市場でもないのにBuy one get one free!と価格交渉してくるゲスト

さらには、

もう既に食べたのに「まずいからいらない」と開封済みの袋を返品してくるゲストもいました…。

 

日本にいたら

「信じられない!」と憤慨してしまいそうなこともありますが

彼らのバックグラウンドを考えると

必ずしも自分のスタンダードが彼らのスタンダードではないことが分かります。

 

上に挙げた中でも、その国出身の方から見ても「おかしい」と思われる行動もあるかもしれませんが…

 

働いていく中で、感情的になるよりも先に、

常に文化や育ってきた環境の違いからくる行動や意識の違いについて理解・考慮する…

というものが以前よりも身についたと感じます。

 

世界中から人が集まるディズニーワールドも、もちろんそうですが、

これは日本国内でも言えること。

 

自分と違う環境・経験を送ってきた人とは意見や考え方が「違うな」と感じることも多いものです。

 

しかし、同じようにディズニーワールドで働いてきた経験を当てはめて考えてみても、

自分の考えと違うからといって

相手を攻撃したり拒絶するなどといったことをする必要がないのではないか…

帰国してからも思うようになりました。

 

ワーホリ/CRプログラムのメリット③自分の視野がさらに広がって成長することができた

これは前述したことと重なるところがありますが、

世界各国出身の友人ができた事・世界中からやってくるゲストと交流する中で

自分の思いもよらなかった考え方や、経験・意見を聞く事ができるチャンスが多くありました。

 

今は、インターネットを介して様々な意見や考え方に触れられます。

しかし、「実際に体験」したり「実際に人と話す」ことは

決定的にスクリーンを通して知る情報とは違うものがあります。

そしてその場にいたからわかる空気感、自分の興味の持ち方も変わってきますし

日本にいるだけでは分からないような物事を吸収することができたと実感します。

  

これは高校留学に行っていたときもそうなのですが、

海外でより多くの人と話す・色んなことを実際に体験することによって

様々な視点を持って考えることができるようになったと感じました。

 

 

ワーホリ/CRプログラムのメリット④英語力が更に上がった

英語力について詳しくは別の記事でも書いていますが、

実際に働くには「日常会話」だけでない会話も多く話す機会があります。

 

私の場合は日本の文化を英語で紹介したり、

日本の商品などを分かりやすく説明したり、丁寧な言葉遣いを身につけたりなど、

高校留学では得られなかった英語力が得られたと感じました。

 

特にディズニーワールドの場合は世界中からやってくる英語のノンネイティブスピーカーとも多く話すチャンスがあるため、

具体的にあげるのであれば、「リスニング力」は特にグッと上がったと感じました。

 

もちろん自分の英語力については「まだまだだな…」と感じるところがいまだに多くあります。

ただ、高校留学した時に感じた反省点を活かしてアメリカで働いている間に積極的に話をすることが出来たため、

ディズニーワールドで働く中で大きく成長をすることが出来ました。

 

 

ワーホリ(ディズニーワールドで働くCRプログラム)のデメリット

以上がざっと考えて出てきたメリット。

そしてデメリットとして挙げるならば

  • 家族と一緒にいる時間が1年分減ってしまうこと
  • 遠距離恋愛が大変だったこと

 

でしょうか…。

以下で詳しく説明していきます。

 

 

ワーホリ(ディズニーワールドで働くCRプログラム)のデメリット①家族と一緒にいる時間が1年減ってしまう

私は高校時代もアメリカで約1年の留学をしましたが、

国を隔てて過ごして改めて家族の大切さを痛感しました。

 

自分にとってはたった1年でも他の家族にとっては大きい一年だということもあること。

 

1年経って少し老いが進んだことを感じる両親や祖父母、

渡米前は生まれたての赤ちゃんだった甥っ子は帰国して会うと既に一人で歩けるようになっていて、

その成長を間近で見守れなかったのは多少の切なさを感じました。

 

幸い、私が渡米している間は日本で大きな災害はありませんでしたが

自然災害の多い日本に家族がいる身としては、

そういった時に側にいられない歯がゆさもあります。 

 

ワーホリ(ディズニーワールドで働くCRプログラム)のデメリット②遠距離恋愛が大変だったこと

遠距離恋愛についてはコチラの記事で詳しく書いていますが、

結論から言うと私自身は遠距離恋愛の末に別れを選択しました。

 

この遠距離恋愛、かなり私にとっては精神的にも圧迫されてしまい

最終的には社会人にして人生初のホームシックにかかってしまった原因の一つにもなりました。

 

筆者はディズニーワールドで働いていた時にすでに20代半ばで、

当時の彼とはかなりの年数付き合っていたこともあり

悩んだ末の別れだったのですが、

「婚期を逃したかも…」

と若干焦りを感じました笑

 

ですが結局は、縁があれば関係は続くものだし、なければいつかは別れるもの

 

振り返ってみるとディズニーワールドで働く中で自分の価値観も大きく変わったので、

そのまま付き合って結婚してたとしても離婚していたかもしれないな…と思います笑

 

 

 

「留学や海外に出るなら若い方が良い!」とよく言いますが、

私自身、留学に行った10代とディズニーワールドで働いた20代では

海外にたった1年いるだけでも重みは違うなと感じました。

 

ただ、自分が1番若いのは「今」

 

もし海外に行きたい!と思い立ったなら

チャンスを逃さずに挑戦していくことはとても大切だと思います。

 

そしてワーホリも留学もする時に心に留めて欲しいのは

必要であれば一時帰国はいつでも出来るし、なんなら本帰国もいつしても良い

ということ。

 

実際にディズニーワールドで働いている時にも

有休を使って日本に一時帰国する同僚もいましたし、

仕事や学校よりも大切なことはあると思うのです。

 

だから、まずはチャンスを掴んで、挑戦してみて。

 

ダメだったら帰れるという選択肢も持っておくと挑戦するのに心持ちも軽くなるかもしれません。

 

海外での生活はキラキラとしたイメージがあるかもしれませんが、

本当は日常の延長線にあるもの。

 

実際は楽しいことよりも、

国が違うことによってより多くの壁に当たりながら過ごすことの方が多いです。

 

ただ、その中で得られる経験はかけがえのないものになりますし、

自分にとっては考え方も大きく変えられた、自分の中では人生の大きな分岐点となった経験となりました。

 

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