前回はディズニーワールドの日本館での働き方について紹介しましたが、
ストア部門はいくつかのセクションに分かれており、現地での研修期間にどのセクションに所属するか決定されます。
セクションは自分の希望を出すことも出来るのですが、所属するところによって働き方や扱う商品、対応するゲストまでかなり違います。
そこで今回は私が所属していたストア部門の各セクションについて紹介していきます!
日本館物販(ストア)部門の基本情報
ディズニーワールドのパークのひとつ、エプコットのワールドショーケース(万博の様なエリア)は湖をぐるっと囲むようなかたちで各国のエリアが建ち並んでいます。
その1番奥並びにある国が日本で、日本館という大きな建物の1階部分がストアになっています。
ストア部門のテーマは伝統と革新が共存する調和の国・日本。
日本の伝統から革新へのタイム・トラベルが体験出来るように4つのゾーンが構成されています。
私が働いていた当時は、お菓子やお皿などを扱うFestivity Zone・盆栽や着物などを扱うSilence Zone・日本の化粧品や文房具を扱うHarmony Zone・世界一のシェアを誇るミキモトの真珠を取り扱うExcellence Zone・アコヤ貝から真珠を取り出すパフォーマンスとアクセサリーを提供するPick A Perl・そして世界でも大人気のポケモンやジブリグッズなどを取り扱うToy Sectionの6つのゾーンがありました。
今はCRプログラムの募集要項を見るとExcellence/Harmony/Toy/Pick a Perlの名称がなくなり、Interest Zoneとなっているようです。
Interest Zoneについては残念ながら詳しくわからないのですが、おそらくこれまで分かれていたセクションが合体したものかと思います。
日本館のストアには2つの大きな入口があり、1番湖側に近いところ(ゲストが最も入りやすい入口)にあるのがToy Sectionで、奥側がFestivity Zoneになっています。
今回はゲスト目線で、湖側の入り口から入り、Toy SectionからFestivity Zoneに抜けるイメージで順番に説明していこうと思います!
Toy Section
Toy Section(通称:トイ)では、名前の通りオモチャや人形、キャラクターグッズが目白押しのエリア。
扱われるのはジブリからポケモンなど世界的にメジャーなものから、進撃の巨人や鋼の錬金術師などの漫画系のものまで取り揃えられています。
日本館のストア部門のコスチュームはSilence Section以外、前部分が着物の様に合わせる形のクリーム色のトップスにダークブラウンのパンツスタイルが基本。
トイではそのコスチュームセット+カラフルなチェック柄のエプロンをつけたスタイルで、子どものゲストにも親しみやすい雰囲気です。
このセクションはなかなか忙しいエリアなのですが、多く子どもたちとふれあう事が出来るのが魅力。
ディズニーのゲストはフレンドリーな方が多く、特に子ども達はよくハグをしてくれたり、ハイタッチをしてくれたりします。
ディズニープリンセスの恰好をしていたりもして、本当に小さなプリンセス&プリンスにこちらも笑顔になります。
Pick A Perl
Toy Sectionに隣接する形であるのがPick A Perl(通称:パップ)。
ストア部門で唯一パフォーマンスのあるセクションです。
パップのコスチュームは先ほど述べた上下セットに緑色の短めの腰巻エプロンに黄色のハチマキに黄色のタスキをつけた活動的なスタイルです。
アコヤ貝の入った水槽からゲストに開ける貝を選んでもらい、真珠を取り出すのですが、
この一連の流れを元気いっぱいの大きな声と太鼓を叩いてパフォーマンスをしながらおこないます。
その後、希望されるゲストには取り出された真珠を使ってアクセサリーの作成も担当します。
私自身もゲストとしてパフォーマンスをやってもらったのですが、本当にハッピーな気持ちになり、ゲストに元気とハッピーを届ける素敵なセクションだなと思いました。
ちなみに今でも取り出してもらった真珠はネックレスとして大切に使っています。
ルームメイトはここで働いている子もいたのですが、彼女が開けた貝の真珠の指輪で目の前でプロポーズをしたゲストもいたそうです。
パフォーマンスの度に声を張りあげて喉を酷使するため、なかなかハードなセクションですが、
ゲストが目の前で本当に喜んでくれるので大きなやりがいもあると思います。
You Tubeにも沢山動画がアップされているので、検索してみるとイメージできるのではないか思います。
Excellence Zone
日本でも有名なMIKIMOTOの真珠を扱うエリア。
コスチュームは前述の上下セットに緑色の長めの腰巻エプロンで、大人っぽい印象です。
ガラスのショーケースに飾られた高級真珠を扱うので緊張感がありますが、高級感と落ち着いた雰囲気で働くことのできるセクションです。
MIKIMOTOの真珠を目当てにいらっしゃるゲストや、記念日など特別なイベントの為に購入される方も多くいます。
大きな買い物になることもあるので、ゲストの相談に乗りながらじっくりとひとりひとりに接客することが出来るのが魅力だと思います。
自分が所属していたストアは思い入れが深く、ついつい長く書いてまったので、Harmony Zone・Silence Zone・Festivity Zoneは次回紹介していこうと思います!
コメント